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2013年05月07日

梅田〜吉井〜加藤〜村上〜中谷


最近の読書をまとめて。読み終えた分だけ...

羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる(梅田望夫)



既刊の「シリコンバレーから将棋を観る」(2009年),「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」(2010年)の2冊を再編集した本。最新のインタビューを追録してあるにしても、2冊とも既に読んでいたので買わないつもりだったが、いやいや、買って正解でした。
ものすごい速さで情報が更新されていく世界について、「再読」の部分が多かったはずなのに、3〜4年前の古さも感じさせないというのは、本質の部分を上手く捉えているからなんだろうな。

タイトル戦に密着しリアルタイムで書き綴った梅田さんの観戦記は、この本の中に収録されているものの他にも、今でもウェブ上でその多くを読めるが、将棋がわからない人でもおもしろいんじゃないかなと思う。
梅田望夫氏、第80期棋聖戦第1局リアルタイム観戦記l

残念なのは、将棋の本なのに図面にいくつか誤りがあるところだけでした。


投手論(吉井理人)


忙しいのに、この手の本についつい手を出してしまう・・・
読みかけの本がたくさんあるのに、この手の本はついつい読み続けてしまう・・・
プロ野球出身者の名前になっている本の中には、単なるおもしろおかしさを狙っただけの粗悪本がけっこうな割合であるけれど、これは、ちゃんと野球のことが書いてありました。これは面白い!という本ではないけれど、ファイターズファンの人が読むとけっこう面白く感じるんじゃないのかな。


「日本文学史序説」補講 (加藤周一)


遠い昔に読んだ日本文学史序説。今はもう、どんな本だったのか覚えていません(^^;
よく理解できなかったんだろうな、きっと。
これは、その本についての講演、聴講していた参加者との質疑をまとめたもので、講演録なのでとても話がわかりやすく、面白かった。
宗教だったり美術だったり、話が壮大に広がった上での文学史です。今更ながらだけど、本当に凄い人だなあ。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹)


うーん、何というか、普通に面白い小説だった。
最近は、ウェブでたくさんの書評が上がってくるので、それらを読むのがおもしろいという副次的な楽しみがあります。皆さん、いろんな読み方するんだなあ、凄いや。


「着氷」中谷宇吉郎
中谷宇吉郎 雪の科学館
北大博物館の売店で購入したもの。アマゾンにはありませんが、上記リンクで通信販売があります。
ニセコの冬山で行った、上空での航空機に着氷についての研究についての解説。今の時代も、本来、科学者はこれくらいわかりやすく自分の仕事の内容や意義を説明することが必要なんだろうなと思います。
読んだ直後に、青少年科学館での中谷ダイヤグラムや実験装置の説明展示に見入ってしまいました。


とりあえず、こんなところ。








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