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2012年03月12日

最近の読書(内村鑑三)

これからどうなるのか全く想像もできないような大変なことが起きたということだけだけをはっきりと理解して、混乱の中の東京から何とか千歳に戻ったのですが、乗ったJRの車内があまりにも普通にのんびりしていたので、どこか全く違う世界に飛んできたのではないかと錯覚してしまいそうになる奇妙な感覚に陥ったのは、ちょうど一年前のことでした。

この一年も自分は相変わらずのんべんだらりと暮らしてきたわけですが、それでも、気がつくと読書の傾向などはちょっと変わってきたようにも思います。

最近読んで面白かったのは、内村鑑三の後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)でした。



「後生への最大遺物」はビジネスで大成功して大金持ちになって、自分の好きなように大金を世のために投じて・・・というようなことができれば良いのだが、そんな能力のない人はどうすりゃいいの?というようなことについて、「デンマルク国の話」は、粘り強く樹を植えることで敗戦後の国を復興することについて語った講演で、もちろん語る方も聴く方も明治の人たちなのですが、100年前の講演とは思えないくらい大変興味深い内容でした。生で聴きたかったくらい(^^)
まあ、人は、今も昔も変わらないんだなあと思った次第でございます。

そういえば、田中正造と足尾銅山鉱毒事件についての記事を最近読んだのですが、当時も「少量の鉱毒は、かえって体に良い!」と言い張る科学者・医者がいたということで、ぶっとびました。ホントに、昔も今も変わらないんだなあ。。。

あ、文庫本を買わなくても、青空文庫でも読めるんですね。

後世への最大遺物

デンマルク国の話

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タグ :内村鑑三

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この記事へのコメント
今日仕事がヒマだったので、青空文庫で読みました。本当にモーゼみたい!しかし・・・この話は聖書からの引用を多分に含んでいますが、明治時代の人にわかったのかなぁ。
さて日本再生のシナリオは?
Posted by acco at 2012年03月13日 18:02
> accoさん

「デンマルク国の話」はその後の影響も大きく、昭和に入ってからも、戦前、そして終戦後の国語の教科書にまで載っていたとのことです。(というような情報は、文庫本の解説にあるのですが)

いろいろな知識、情報の違いはあっても、今の人も昔の人も同じだったんだなあと、思うことが多くなりました。
Posted by ひーら at 2012年03月13日 22:38
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