さぽろぐ

日記・一般  |札幌市手稲区

ログインヘルプ


インフォメーション


プロフィール
ひーら
ひーら
ぐーたら父親。
老野球選手。
草SAX奏者見習い。
将棋鑑賞三段自称。
ときどきコンサルタント。
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人

2011年02月25日

クライストチャーチに奇跡を

空港に着いたのは夕方。当てにしていた観光案内所は閉まっていて、とりあえずバスで市内に向かいました。事前の予約は何もなし。電話で宿を探すためにテレホンカードを買おうとしても、どこで売っているのかすらわかりません。
目に付いた高級ホテルのフロントで尋ねても買えずに困っていると、フロントの彼は電話を貸してくれようとします。
さすがにそこで他のホテルを探す電話を掛けにくく、ためらっていると、別の人もやってきたので、あきらめて(^^;事情を話すと、予算を確認した上でホテルガイド片手に電話を掛けまくり、別の宿を手配してくれたのでした。
次の目的地の宿はインフォメーションセンターで決めました。対応してくれた女性が「この宿がいいよ!」と言うと、別の人が「私は、そこには泊まったことはない。シャワーはどんな感じ?」とか、しばし2人で宿の品定めの会話が続き、「やっぱりそこが絶対にお勧めよ!」と手配をしてくれたのです。
クライストチャーチではありませんが、インフォメーションセンターでバンジージャンプの手配をお願いしたところ、「どうせやるなら、絶対にこっちの方が面白いから!」と、通常の40mクラスではなく、70mクラスのジャンプを猛烈に勧めてくれ、おかげで大変よい思い出ができました。二度とやりませんけれど。
別のホテルで、バスの予約か何かの手違いが起き係の人との対応に手間取っていたときに、それをじっと聞いていた地元の人が、流ちょうな日本語で「そろそろ手伝いましょうか?」と交渉を代わってくれたのです。「担当間の引き継ぎが上手くいっていないための手違いで、彼女、それに腹を立て、どんどん早口になっていった。あれじゃわからないよね。ニュージーランド人の悪いところさ。」と日本に留学経験がある彼が説明してくれた口調は、日本人が日本人をけなすのと同じでした。
カテドラル前の広場のチェスに挑戦し地元の人たちを次から次へと負かして行くと、ギャラリーが大喝采をくれたのも良い思い出です。けちょんけちょんにしてやった若造は、毒づきながら去っていきました。(90%くらい嘘)
全く準備なしに行った旅行でしたが、大きな自然や美しい町並みを思う存分に堪能しくつろいだ時を過ごせたのは、優しく親切な人たちがたくさんいたからで、だからこそ、それから15年以上経っていても、我が家では、TVにニュージーランドが映るとついつい視線が向き「楽しかったね。また行きたいねえ」ということになるのです。

「(地震から無事に戻って来れた)私たちは運が良かっただけ」とはマラソンランナーの赤羽選手の帰国直後のコメント。
そうなんですよね。自分が今日もあたりまえのようにのほほんと暮らしていられるのだってただの偶然、運が良いだけと思います。

とにかく、今は一人でも多くの人が助け出されることを祈るだけです。

クライストチャーチ大聖堂
カテドラルはちょうど修繕中。一応、中には入れたものの塔には登れなかったのでしたが・・・

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(旅行のあれこれ)の記事画像
世界の車窓やら車掌やら
リフレッシュメントに成功
ランチョクカモンガ写真編
サンフランシスコ2日目
野球観戦旅行
同じカテゴリー(旅行のあれこれ)の記事
 世界の車窓やら車掌やら (2011-05-02 16:11)
 リフレッシュメントに成功 (2011-04-30 10:06)
 ランチョクカモンガ写真編 (2010-08-07 10:46)
 ランチョクカモンガに野球を観に行く (2010-08-05 16:18)
 ドジャースタジアムにバスで行く(お役立ち情報) (2010-07-23 17:30)
 ランチョクカモンガ経由でロサンゼルス入り (2010-07-22 16:28)
この記事へのコメント
阪神大震災のことを思い出します。あの時は、会社のみんなの安否を確認する作業を、出社できた六人で行ないました。最後まで安否の確認できなかった一人については、六人のうち一人がバイクできていたので、帰りがてら生存を確認して電話してくれました。その子は住んでいた文化住宅がつぶれて下の階のお婆さんは死亡、彼は二階だったから生き残れたのでした。
人生は不条理ってわかってるけど、それでも割り切れないものがあるよね。
一人でも多くの方が助かりますように。
Posted by あおい at 2011年02月25日 22:44
>あおいさん

改名されたようで。

神戸の地震のすぐ後、フランスの田舎観光地で、日本人だとわかると、
「神戸は酷いことが起きてしまったな。大変だな。」
と、地元の人からお見舞いのことばをかけられた記憶があります。

今回、直接被害に遭われた方々以外でも、辛い思いをする方もたくさんいらっしゃるでしょうね。
報道しているかのようなスタンスで他人事感丸出しに見物している、低俗としか言いようのない民放のTV番組が、ネット上で非難を浴びていますが、同じ事が自分に起きても全く不思議ではないはずなんですけどね。
こういう悲しい事故のことに限った事ではないけれど、経験談を聞いたりや残された記録を知ること、それを理解したり想像したりする力は、本当に大切なんだなあとも思いました。

ん?結局、歴史の勉強はちゃんとしなきゃダメってことですか(^^;
Posted by ひーら at 2011年02月26日 15:39
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
クライストチャーチに奇跡を
    コメント(2)