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2016年04月25日

「小倉昌男 祈りと経営」を読んだ



小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

宅急便の父、小倉昌男の評伝。よくある、ビジネス上のサクセスストーリーを賛美するだけのヨイショ本や、周りの人たちとの関係を驚異本位に描いた暴露本ではなかった。

省庁の無茶な規制と闘う闘士、引退後のスワンベーカリーでの社会貢献など、名経営者として理想的な姿と思っていたが、大変な悩みの中で暮らしていたとは。

この本に書かれたことが取材であぶり出されてきたこと、そして出版できたことが奇跡のよう。


  
Posted by ひーら at 17:45Comments(0)読んだ本のこととか

2016年03月25日

(メモ)カーリングの1点は喜べないのか?


 カーリング、TVで見るだけなのだけれども・・・

 ストーンを交互に投げゲームを進めるカーリングは、後出しじゃんけんのようなもので後攻が有利な競技だ。
 なので、先攻のチームが点を取るとスチールしたと言い大喜びする。後攻のチームとしては、スチールされるのは当然失敗なのだが、スチールされずとも、得点が1点に留まったときも残念がり、1−0になるなら、あえて0−0にして次のエンドを再度、後攻で戦うという作戦を採るのがセオリーらしい。

後攻の時は、本来2点以上取るのが成功で、1点だと攻めが失敗したという考え方はわからないでもないが、それはどの程度の残念さなのか。総得点を競うゲームで、相手より1点多くなり、ゲームも終わりに近づくのだから、勝利に近づいているのではないのか???

勝利が遠ざかった(優位さが縮小した)とみるのか、勝利に近づく速度が鈍ったということで残念なのかがわからない。

(ゲーム終盤は、より1点の重みが高いはずなので、ここでは、1エンド目に取る1点のことについてのみ考えてみる。)

疑問1:ゲーム開始時、後攻チームが有利だが、1−0で後攻チームが取った場合、後攻チームの優位さが減少すると考えられる(後攻チームの1−0は喜ばしくないということならば)
その場合、2エンド目を迎えるとき、どちらのチームが優位に立ったと考えられるか。

ここで、ゲーム開始時の先攻チームをB、後攻チームをAとすると、
1.(有利)A←→B(不利):Aの優位な状態が減少したが、まだAが優位
2.(有利)B←→A(不利):スチールしたことによりBが優位になった
3.(有利)AB互角(不利):互角になった
のいずれのはず。
(1.の場合、A、Bの差はゲーム開始時より縮小している)

疑問2:そもそも後攻チームに1点与えたとき、差は広がっているのではないか?
上記の1.の例は、

(開始前)     (有利)ーAーー(互角)ーーBー(不利)
(1エンド終了時) (有利)ーーAー(互角)ーBーー(不利)

となる例だが、実際には、

(開始前)     (有利)ーAーー(互角)ーーBー(不利)
(1エンド終了時) (有利)Aーーー(互角)ーーーB(不利)

であるという可能性はないのか?

うーむ、わからん・・・  
タグ :カーリング

Posted by ひーら at 16:59Comments(0)その他のあれこれ

2016年02月06日

篠田桃紅の美術館への行き方

出張帰りの寄り道に、篠田桃紅の作品をまとまって見ることのできる、岐阜県関市の美術館に行ってみました。

関市には、「関市立篠田桃紅美術空間

関市立篠田桃紅美術空間

岐阜現代美術館」と、桃紅作品を展示している美術館が二館あります。
毎年、二館共同開催の企画展を行っているようです。今回、

関市立篠田桃紅美術空間での「篠田桃紅芸術月間2016 桃紅のしごと 言の葉」
岐阜現代美術館での「篠田桃紅芸術月間2016 桃紅のしごと 題字」

の2つの展示を観に関市に向かいました。関市に夜入り、翌日、2館を巡る計画です。
篠田桃紅美術空間が関市役所の7階にあることを確認し、近くのホテルを予約しました。
ここまではよかった。

問題なのは、岐阜現代美術館へのアクセスです。

この美術館、住所は、何と、岐阜県関市桃紅大地1番地。
鍋屋バイテック会社という会社の構内にあり、そこは、市内から遠く離れた工場敷地内なのでした。

美術館のホームページにあるアクセス情報によると、

JR東海道本線:岐阜駅よりタクシーで30分
名鉄犬山線:鵜沼駅よりタクシーで20分
三柿野駅よりタクシーで15分


とのこと。車でなければ行きにくそうです。

Google Mapで場所を確認すると、タクシー代が馬鹿にならなさそうな距離なので、こちらの美術館は諦めようかなとも思ったのですが、調べてみると、バスを使って行けることがわかりました。
関市のホームページの「関シティバス、地域内バスについて」の中に、市内バスの路線がありますが、
「D4 わかくさ・向山線」で「向山団地」のバス停から徒歩5分程の距離でした。

注意しなければならないのは、このバスは予約が必要なことです。予約が入ったときに運行するんでしょうね。
ともあれ、タクシーで数千円かかるところを、100円で済んだのでとても助かりました。

さて、帰りのアクセスも問題です。
時間が合えば、帰りのコミュニティーバスを予約できるのですが、時間が合わず、帰りはタクシー利用です。

ところで、美術館は、係の人もお客さんもいなくて、何と無人!
完全貸し切り状態で、静かな気持ちの良い空間で、のんびりとした時間を過ごせました(^^)

岐阜現代美術館


館の入り口に置いてある電話から、鍋屋バイテック会社の中に内線電話を掛けられるようになっています。
電話でタクシーについて問い合わせたところ予約をしてくれ、10分程度で車がやってきました。

タクシーで関市内方面に戻ることもできますが、今回は、隣の各務原市方面に抜けることにしました。
名鉄の駅があり、直接、中部国際空港まで行けるからです。初めは関市方面に戻る予定だったのですが、バスを調べているうちに、こちらに抜けられることに気が付きました(^^)

とはいえ、タクシーで名鉄の駅まで行くとかなり高そうなので、各務原市のバス事情を調べたところ、こちらも、市内を100円で回るふれあいバスがありました。

各務原市のコミュニティーバス

「蘇原線」が近そうなのでバス停のある「各務原病院」までタクシーで行き(2,000円程度)、そこからバスに乗り換え名鉄の駅まで行くことができました。(こちらのバスは予約不要です)

また、今回は時間が合わずに使えなかったのですが、関市〜各務原市に繋がる路線バス(岐阜バス倉知線)もあるので、うまく行けばタクシーなしでも行けるかもしれません。(ただし、平日ダイヤのみのようですが)

  

Posted by ひーら at 23:11Comments(0)出張先でのあれこれ

2015年12月30日

2015年の読書記録

出張移動中の読書が増え、薄めの文庫本や電子書籍の数が増えたように思う。

新しい本ではないのだが、



や、



が面白かったな。


ひーらの本棚 - 2015年01月~2015年12月 (72作品)
見仏記
いとうせいこう
読了日:01月22日

俺俺 (新潮文庫)
星野智幸
読了日:05月17日

裏庭 (新潮文庫)
梨木香歩
読了日:11月11日

源氏物語 01 桐壺
紫式部
読了日:11月17日

源氏物語 02 帚木
紫式部
読了日:11月25日

源氏物語 03 空蝉
紫式部
読了日:11月25日

源氏物語 04 夕顔
紫式部
読了日:12月05日

源氏物語 05 若紫
紫式部
読了日:12月08日

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Posted by ひーら at 19:14Comments(0)読んだ本のこととか

2015年09月23日

「職業としての小説家(村上春樹)」を読んだ

 「MONKEY」や「考える人」の連載を纏めた本だった。そのため、いくつかの章を既に読んでいたこと、他のエッセイでも良く触れている内容だったため新鮮味はなかった。それでも、つまらなかった訳ではない。
 小説を書くときの登場人物、ストーリーの展開について書き始める前に決まっている訳ではなく、書いていくうちに登場人物が作者の意図を超えて勝手に話し出しストーリーが自由に動き出すようなことを、この本の中でも書いていた。 
 今までそれを読む度に、作家というのはそういうものなのかなあと今ひとつピンとこなかったけれども、この本を読むうち、自分にもそういうことはあるなあと思い当たった。
 それはもちろん夢の中でのことではあるのだけれども、知人であったり全く知らない人であったりする登場人物が、自分に対して、自分ではとても思いつかないような発想でものを言い、そういう発想や考え方があるのかと驚かされたりすることが、ときどきある。
 その登場人物も、夢を見ている自分の中から生まれているはずなので、どこから自分とは違う発想が出てくるのだろうか、夢って不思議だなあと目が覚めてからいつも思うのだけれども、もしかすると、それと似ているのかも知れないと思った。小説家は、キーボードを叩きながら夢の中に降りて行くことができるのかな。
 
 ところで、この本、紀伊國屋書店がネット書店への対抗策として初版の9割を買い占めたことで話題を集めたが、それにしてはネットで品切れになることもなかったようで、何の不都合もなく買うことができた。すぐさま大増刷された第2刷が届くのかとも思ったがそうではなかった。いったい何だったんだろうな。


  

Posted by ひーら at 17:10Comments(0)読んだ本のこととか

2015年09月16日

心をつなぐ左翼の言葉

最近の読書で面白かった本です。ブックオフで入手しました。
セゾングループ代表 堤清二として活躍された詩人・作家 辻井喬へのインタビューです。

「しっかりさせなければならないのは、日本はアメリカに対してどのような態度をとるのかという問題なんです。」
「最近気になっているのは、NHKに対する自民党の政治的な圧力ですね。」

2009年に出版された本ですが、今もね・・・

辻井さん、穏やかに、しかしはっきりと語ります。
「理論的には正しくても、相手の心に響かないというのでは意味がないんだ」と。

「反対!反対!」と言って自己満足している共産党の人たちや、口汚くヤジを飛ばし、民主党を揶揄・非難することに熱心な自民党の人たちに、果たして届く言葉があるのだろうかとの思いも消えませんが、それでも、共産党にも自民党にもしっかりとした人がたくさんいるはずなので、自分と考えの違う人を排斥する言葉を強く発する人に同調することなく、一緒に考え、話し合うことのできる仲間を増やして行きたいものです。


  
Posted by ひーら at 22:44Comments(0)読んだ本のこととか

2014年07月24日

南北海道大会 決勝戦


小樽潮陵ー東海大四

小樽潮陵 000 000 000 | 0
東海大四 100 000 00x | 1

南北海道大会の決勝戦。初の甲子園にあと一歩まで迫った後輩達の試合を観戦してきました。地力で上回る東海大四高を相手に、一歩も引けを取らない堂々とした決勝戦でした。投手の原田君は、昨日の大乱戦を完投した疲れも見せず、切れのあるストレート、スライダーで相手打線を抑え、守備も再三の好プレーを見せました。打線は、好投手西嶋君に押さえ込まれましたが、スイングは鋭く、後半は良い当たりが出るようになり、6、7回には惜しいチャンスも作りました。あと一本出ていれば、結果はどうなったものか…
東海大四の西嶋投手、相手打線が対応して来はじめた後、8、9回に見せた、ギアチェンジしたようなストレート素晴らしかったです。
両チーム、エラーもなく、決勝戦に相応しい引き締まった好ゲームでした!

自分はたった一週間だけの野球部生活だったのですが(^^; 同期のレギュラーの一人は、当時のユニフォーム(今とほとんど変わらない)を着込んで、自分に重ね合わせて気持ちのこもった応援を続けてました。そして同期の4番バッターは、今や北海道高野連のお偉いさんになっていて、表彰式でにこやかに大活躍の後輩に声をかけてましたが、もし勝っていたら表彰する側が号泣していたのではないでしょうか。それも見たかったような(笑)
FBでは甲子園で同窓会だの声も飛び交ってましたが、残念ながら実現せず。でも、仕事を抜け出してきた旧友達がちらほらと。試合終了後、あわてて仕事に戻る姿もありましたが、円山球場のスタンドでのプチ同窓会ができました(^^)

落ち着いた好守備を見せていた潮陵高校キャプテンのtwitterへのリンクです。すごく良い写真。若者はいいね〜素晴らしいね!
https://twitter.com/tbs_510/status/491912933182406657



  
Posted by ひーら at 03:21Comments(0)野球のあれこれ

2014年06月22日

とっておきの空と海

 Facebookのおかげで高校の同期生がどっと身近に現れてみると、大学の教授だったり、大企業の役員だったり、ワイン業界の有名人だったり、ミュージシャンだったり、子ども達を育て上げ一息ついていたり、それぞれに奮闘していることを知ることになった。30年前は、皆、ただの高校生だったはずなのに、思いもかけない分野で大活躍していることに驚いたり、がんばっているなあと嬉しかったり、自分のことではないのに、ちょっと誇らしいような不思議な気持ちにもなったりもする。

 30数年ぶりに再会した高3のとき同級の柏野君。地学部に所属し、理数系の成績が良く英語や国語はイマイチという典型的な成績優秀「理系」少年だった彼は、その後、好きな地球物理学系の研究者になり、今や、海外で英語の講演やら大学の講義までもするようになったという。同じように英語が苦手だった自分が、今もときどき困っているのに比べ、30年で何たる差がついたものかと妙に感慨深いものがあるが(笑)、好きなことを真摯に続けてがんばっている同級生の活躍のようすを知るのは、本当に嬉しいものだ。
 
 さて、本題はここから。
 
 研究者として、幾度も研究船「みらい」で長期航海を体験した柏野君、普通の人ではまず体験することのできない熱帯の海の上で、本職の研究の傍ら、信じられないような絶景の写真を撮りためていた。それが、お仲間の研究者の方々の撮った南極・北極の海の写真と合わせ、一冊の素晴らしい写真本になった。
 
これが本当に素晴らしい本に仕上がっていた。

 帯に「研究者だけに許された地球極限、奇跡の絶景」とあるが、本当に目を疑うような絶景の一つ一つに目を奪われるのはもちろんのこと、写真に添えられた一線の研究者によるワンポイント解説も、巻末の、研究現場の説明(大事件にも遭遇している!)や地球科学入門のページもわかりやすく、科学に親しみを感じさせられるものになっている。そして、価格も1,400円(+税)とお手頃。たくさんの人に手に取って欲しい本です。


  
Posted by ひーら at 00:50Comments(2)読んだ本のこととか

2014年05月04日

2014/1〜5の読書記録

今年の1〜4月の読書記録。読んだ順に。一番おもしろかったのは「北の無人駅から」


本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2) 前泊博盛

領土、領空、予算や、その他の優遇措置、これだけ米国に無償で提供しているというのは、他の敗戦国を見ても類がない。
こんな状態では、敗戦後の占領下から独立したとは言えないのではないかと考えさせられる好著。


知の逆転 (NHK出版新書 395) ジャレド・ダイアモンド他 

昨年読んで面白かったので再読しました。


中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい? NHK_PR1号

ITには全く詳しくなく、試行錯誤で始めたNHKのTwitter担当者の生の声。直接の対人関係じゃないとして、SNSでの交流を全く認めない人も
多いが、コンピュータの向こう側には人がいることがよくわかる。好著。


インターネット的 (PHP新書) 糸井重里

インターネットがどういうものであるか、2001年の時点で、ここまで本質を捉えて書いていた人はいないんじゃないかな。今読んでも全く古くないのが凄い。


村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫) 村上春樹



アメーバ経営 稲盛和夫

稲盛さん、JR北海道をどうにかしてくれないか。


英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半 (集英社新書) 浦出善文



いま子どもがあぶない―福島原発事故から子どもを守る「集団疎開裁判」 (マイブックレット)



将棋の天才たち 米長邦雄



かないくん (ほぼにちの絵本) 谷川俊太郎



スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫) プーシキン



天使突抜一丁目―着物と自転車と 通崎睦美



ホーキング博士のスペースアドベンチャー (3) 宇宙の誕生・ビッグバンへの旅スティーブン・ホーキング



Number PLUS「北海道日本ハムファイターズ 11年目の未来設計図」


火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF) オリヴァー・サックス

信じられないような様々な症例。人の脳や精神の不思議さは解明されないんだろうな。


マンガ はじめましてファインマン先生 (ブルーバックス) リーランド・マイリック

巻末の文献リストが良かった。


栄光なき天才たち 宇宙を夢みた人々 (講談社漫画文庫 も 7-1) 森田信吾



さっぽろ自転車ガール―走ってみたいサイクリングコース19 みやけりかこ



北の無人駅から 渡辺一史

駅や鉄道の話ではなかった。北海道の開拓史の中での生の人々の暮らしがよく描かれている上、そこから繋がる現代の地方や産業の課題の
考察も詳しく、読み応えがあった。こんな本を書けるのは凄いとしか言いようがない。素晴らしい本。


「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書) 山岸俊男



首輪をはずすとき 丸山健二

歯に衣着せぬ丸山節全開。被災地を独り語りをしながら歩き回り、心の揺れがそのまま言葉に出てきているところの記録が面白かった。


葬式は、要らない (幻冬舎新書) 島田裕巳


  
Posted by ひーら at 23:25Comments(0)読んだ本のこととか

2013年05月08日

外山安樹子トリオ 道央ツアー


さあ、明日から3日間、東京でのレギュラーメンバーによる外山安樹子トリオの演奏を、札幌+小樽で聴くことができます。

外山安樹子トリオ道央ツアー!! ☆メンバー☆外山安樹子(pf)、関口宗之(b)、秋葉正樹(dr)

5/9(木)紙ひこうきでは、



5/10(金)小樽グルービーでは、



そして、5/11(土) 渡辺淳一文学館では、



のような熱い演奏が聴けるはずです。さあ、どの会場に行きましょうか!?


  

Posted by ひーら at 22:45Comments(0)JAZZのあれこれ

2013年05月07日

梅田〜吉井〜加藤〜村上〜中谷


最近の読書をまとめて。読み終えた分だけ...

羽生善治と現代 だれにも見えない未来をつくる(梅田望夫)



既刊の「シリコンバレーから将棋を観る」(2009年),「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」(2010年)の2冊を再編集した本。最新のインタビューを追録してあるにしても、2冊とも既に読んでいたので買わないつもりだったが、いやいや、買って正解でした。
ものすごい速さで情報が更新されていく世界について、「再読」の部分が多かったはずなのに、3〜4年前の古さも感じさせないというのは、本質の部分を上手く捉えているからなんだろうな。

タイトル戦に密着しリアルタイムで書き綴った梅田さんの観戦記は、この本の中に収録されているものの他にも、今でもウェブ上でその多くを読めるが、将棋がわからない人でもおもしろいんじゃないかなと思う。
梅田望夫氏、第80期棋聖戦第1局リアルタイム観戦記l

残念なのは、将棋の本なのに図面にいくつか誤りがあるところだけでした。


投手論(吉井理人)


忙しいのに、この手の本についつい手を出してしまう・・・
読みかけの本がたくさんあるのに、この手の本はついつい読み続けてしまう・・・
プロ野球出身者の名前になっている本の中には、単なるおもしろおかしさを狙っただけの粗悪本がけっこうな割合であるけれど、これは、ちゃんと野球のことが書いてありました。これは面白い!という本ではないけれど、ファイターズファンの人が読むとけっこう面白く感じるんじゃないのかな。


「日本文学史序説」補講 (加藤周一)


遠い昔に読んだ日本文学史序説。今はもう、どんな本だったのか覚えていません(^^;
よく理解できなかったんだろうな、きっと。
これは、その本についての講演、聴講していた参加者との質疑をまとめたもので、講演録なのでとても話がわかりやすく、面白かった。
宗教だったり美術だったり、話が壮大に広がった上での文学史です。今更ながらだけど、本当に凄い人だなあ。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹)


うーん、何というか、普通に面白い小説だった。
最近は、ウェブでたくさんの書評が上がってくるので、それらを読むのがおもしろいという副次的な楽しみがあります。皆さん、いろんな読み方するんだなあ、凄いや。


「着氷」中谷宇吉郎
中谷宇吉郎 雪の科学館
北大博物館の売店で購入したもの。アマゾンにはありませんが、上記リンクで通信販売があります。
ニセコの冬山で行った、上空での航空機に着氷についての研究についての解説。今の時代も、本来、科学者はこれくらいわかりやすく自分の仕事の内容や意義を説明することが必要なんだろうなと思います。
読んだ直後に、青少年科学館での中谷ダイヤグラムや実験装置の説明展示に見入ってしまいました。


とりあえず、こんなところ。







  
Posted by ひーら at 00:37Comments(0)読んだ本のこととか

2013年04月16日

「北海道の楽しい100人」に行ってみた


仕事の後、「北海道の楽しい100人」というイベントに行ってきました。

雑誌や新聞に取り上げられ、どんどん注目度が上がっているこのイベント、今日が8回目なのですがスケジュールが合わなかったり、日付を間違えたり(^^;で、今日が初参加でした。

初参加と言っても、ustreamの実況生中継や、録画で、これまでの会も全て観ていて(あ、前回のはまだ観ていないや)、イベントの様子、その楽しさは十分にわかっていましたので、前の方の中央、ぽっかりと空いていた良い席に座りました。

さて、今日も、いつものように4人のゲストスピーカが、1人15分のプレゼンを行い、プレゼン後にいくつかの質問に答えます。
1人目はクイズ王。パネルアタック25に優勝経験のある公務員(だったかな?)の方が、クイズについて熱く語りました。番組の裏話やクイズの勉強の仕方など、興味深いエピソード満載でしたが、自分の好きなことについて、熱意を込めて楽しそうに人が語るのを聞くのはいいですね。「クイズ・ライフ」って言葉にも惹かれました(^^)
2人目の、大人気だという帽子作家の女性は、準備してきた原稿を丁寧にゆっくりと、語りかけるように読みました。病気の友人のために作った手作り帽子がきっかけとなり、そこから作品発表のショーを何回も開き、とうとう、今度は常設の店舗をオープンすると。肩肘張った起業という感じではなく、ごく自然に仕事が広がっていく感じ、すてきだなあと思いました。帽子屋さん、覗いてみるかな。
3人目は、石狩の地ビール屋さん。基本的にはお酒飲まないので、全く知りませんでした。ちょっと変わった、そばやシソのビール、そして、絶品らしいコーヒービール。興味をそそられました。近いし、今度の休みに買いに行きます。途中、体調のせいで少し意識を失った(眠かったともいう・・・)ので、残念ながら美唄のビールなんかの話を聞き逃してしまいましたが、ユーモアのある商品と真摯な語り口のギャップが印象的だったので、ustreamの録画で見逃したところは見直してみます。
4人目は、世間的な立場では4人の中で一番の大物。十勝毎日新聞の社長さんが、もう60回以上も続けている夏の大きな花火大会、勝毎花火大会のことを話しました。20年前、帯広に住んでいるときに見に行ったことがあり、その時もかなり大きな花火大会だったのですが、最近は、凄いことになっているんですね。観たい。
林社長の用意してきたプレゼンは、正直に言うと、4人の中では一番面白くなかったのですが、終わり頃に余談のように触れた心臓病の老人が「冥土の土産に」と花火を見に来た話とか、新しい試みには、やはり変えて欲しくない人もいるのだが、そこを進めるとどうなるかとか、質疑応答のときのお話はとても聞き応えがありました。

このイベント、大学の先生や若手経営者たちが「地場で活躍する人の面白い話を聞こう!」と始め、今日も学生が司会をやっていたり、手作り感満載のイベントです。和気あいあいとしていながら、内容はしっかりとしたもの。毎回用意されている終了後の懇親会が大人気になるのもよくわかりますし、初めて会場に行って実感したのですが、やっぱりライブはいいですね!

今日で32人が終了。まだ68人残っているので、まだ数年は楽しめますね。
北海道の楽しい100人




  

Posted by ひーら at 03:22Comments(0)日々のあれこれ

2013年04月13日

「詳説日本史図録」が素晴らしい!

日本史を概観できる資料のようなものが欲しくなり、大きな書店に行ってみました。歴史関係の棚を覗いてみたもののしっくりとくる本がなく、もしかしたら中学生や高校生の学習参考書のようなものがよいのでは?と、そちらの棚に行ってみたら、とても良いのがあったのです。

高校生が使う教科書である、山川出版の詳説日本史に沿った副読本「詳説日本史図録」です。



全面カラーの360ページに、豊富な写真と、細かな文字での解説がぎっしりと詰め込まれています。

これ、学校の試験勉強のために覚えなきゃなんて思うとげんなりしますが、今は、そんな必要も全くなく、日本人がどこから来たかというような昔から、野田内閣のようなつい最近のことまでカバーしているのをパラパラとめくり、目についたところを読むだけで、かなり楽しいものです。

そして、現代のところを眺めていたら、
「小泉純一郎内閣の構造改革以来、日本社会のなかで高額な所得を得る人たちと、低所得者層との格差が確実に拡大し、社会の不安材料になっている。」
という記述をみつけ、びっくり。
これ、もう歴史なんだなあ。
日々の暮らしの中で少しずつ変わってゆく社会情勢が、学校で学ぶ歴史の一コマとして組み込まれて行くのは、何かちょっと不思議なようでもあるけれど、考えてみれば当たり前のこと。子どものころは「試験のために暗記するもの」と思っていたけれど、それは間違い。歴史って面白いと思う今日この頃です。

それにしても、一番驚いたのは、この本の価格。

何と、890円!!!

一般書籍のコーナーにあるとすれば、2,000円以上しても不思議じゃないような内容。
一家に一冊あってもよい、お買い得なオススメ本です。

参考書って安いんだなあ。また、参考書コーナーを物色してみようと思ったのでした。




  
Posted by ひーら at 22:02Comments(0)読んだ本のこととか

2013年04月06日

野球場としての魅力を落としてゆく札幌ドーム



野球場ってきれいなんですよ。狭い通路を抜けスタンドに出たときに目に入る、カクテルライトに照らされた広い芝生のグリーンの空間は、とても美しいと思います。

そこに、「チケットはセブンイレブン」などと、これから行われる野球のゲームとは全く関係ない広告宣伝の文字をでかでかと書いてしまう無神経さが全く理解できません。

野球には全く興味のない人が、こういうことするんだろうな。札幌ドームの広告表示がどんどん酷くなっているのは、札幌ドームの意向なのかファイターズの意向なのか・・・

絶対にセブンイレブンでチケットは買わないぞ。
  

Posted by ひーら at 16:45Comments(3)野球のあれこれ

2013年03月26日

手稲駅に学べ、JR北海道

 今日は札幌周辺で、機器トラブルのためにJRが全面的にストップしました。一冬に何回かは大雪でダイヤが麻痺したり、たまに機器が故障するのも仕方ないことだとは思いますが、FacebookやTwitterを見ていると、JR北海道を非難する声に溢れていました。
 今回、電車が完全にストップしたこと、麻痺していた時間帯が長かったこと、最近、JR北海道の車両がらみの事故が多発していることもあり、文句が出るのは当たり前なのかも知れませんが、利用者の不満を幾分でも和らげるために、トラブルが起きたときの対応を改善することを、少し考えた方が良いのではないかと、いつも思います。
 今回も、またいつものように、トラブルの状況や回復の見込み、代替の移動手段など、利用者の知りたい情報が、全くと言っていいほど提供されなかった(昭和の時代から変わっていませんが、提供しているつもりなんでしょうかね?)のが、利用者の怒りに火を注いでいたことは間違いありません。
 私も、JR北海道の対応には、いつもうんざりさせられています。
 数年前、深夜の札幌駅で駅員さんにダイヤの改善について話しかけたことがある(札幌駅に入線してくる列車を隣のホームに入れれば乗り換え可能なのに、離れたホームに入れるので乗り換えられず、20分待ちになってしまうのは何とかならないものでしょうか?とかいうことを尋ねた)のですが、「私にそんなこと言われても困ります」と一蹴され、絶句したことがあります。
 まあ、そんな人はごく一部なのでしょう(もう一回、別の若い駅員さんに言ってみたところ「ああ、そうですねえ。ありがとうございます。検討してみます」と答えてくれホッとしました。その後、乗り換え事情は変わりませんでしたが(^^;)が、利用者の利便性についての取り組みレベルは相当低いので、使っていてイライラすることが多いのが残念です。
 ところが、最近、気がついたのですが、ダイヤが乱れたときの手稲駅の構内アナウンスが、いつも優秀なのです。JR北海道にはあり得ないくらいに。
 簡単なお詫びに続いて、遅れている電車がどの駅まで来ていて、あと何分で到着する見込みなのか、必要充分にうるさすぎず、そして、適切なタイミングで最新情報のアップデートもあるので、「じゃあ、少し待とう」とか「諦めてバスにしよう」とか、利用者が安心して判断を下しやすいような100点満点のアナウンスができています。いつも女性のアナウンスなので同じ人かと思いますが、担当者のセンスによるものなのか社員教育の成果が出てきたものなのかはわかりません。(おそらく前者のような気が…)
JR北海道の他の方々にも少しでも真似してもらえれば、対応が良くなって行くと思います。2人、3人と、まともな対応ができる人が増えて行って、三十年後くらいにはしっかりした会社になって欲しいなあと思います。




  

Posted by ひーら at 01:32Comments(0)日々のあれこれ

2013年03月18日

初めての北大博物館

 北海道大学総合博物館の「博物館まつり」に行ってきました。北大総合博物館、昔の理学部の建物です。確か大学の入試会場がこの建物。中に入るのは30年ぶりということになりますか。当時も中に入ったとき「古いなあ〜」と思った記憶があるのですが30年以上前のことですか。。。

北大の銀杏並木
銀杏並木の木の根元だけ、雪が残してあるのはなぜ?



 さて、博物館。
博物館って楽しいですね。北大博物館、近くにあるのに何で今まで行かなかったのだろうと後悔しました。(ウェブサイトは、今のところ素晴らしさが全く伝わらない残念な出来ですが)
 恐竜化石や動物の骨格標本なども良いけれど、とにかく「石」が面白かったです。表面からは想像できないくらい中がきれいだったり、鉱山から掘り出されてた金を含む鉱石(金、少ない!)など、興味深いものがたくさん。手稲石とかいうのもあるのですね。そういえば、鉱山あったくらいだからな。

 他、チェンバロのコンサート(例の、倒れたポプラ並木の木から作ったという楽器です。ここにあったのですね。)や、

チェンバロコンサート

ノーベル賞の鈴木さんの展示、
子ども達は黒曜石から矢じりを作る体験などを楽しみました。
矢じり作り体験

自分も、石をサンドペーパーで磨く体験に参加したのですが、これ、けっこうはまります。家でもやってみようかな。
磨いた石







  

Posted by ひーら at 00:25Comments(0)日々のあれこれ

2013年03月16日

植松電機でのコズミックカレッジ

ペーパークラフトロケット
 今日も、赤平の植松電機さんで開催されているコズミック・カレッジに参加しています。JAXAの事業の一環のようですが、民間企業が主体となって定期的に行っているのは、ここ一カ所だとか。毎回のことですが、準備していただく社員の皆さんには頭が下がります。

 月に1回くらいのペースで、ハンダを使った電子工作、エアブラシで太陽系惑星の彩色など、いろいろ工作するのですが、今日は、ロケット製作。今年の夏に打ち上げが予定されているという国産のイプシロンロケットをペーパークラフトで作ろうと、たくさんの子ども達が集まりました。中には、京都から一人で来たという中学生もいるくらいで、子ども達が楽しみにしていることは間違いないのですが、中には、親の方が楽しみにしているんじゃないかという人も(自分もその一人です)

 製作実習の前には、毎回、植松専務の講話があります。今日も、自信があるってどういうことだろうか。失敗しないことじゃないよね。失敗しても、じゃあどうしたらよいかを考えられることだとか、今日のロケットに絡めて、日本が戦争で負け、飛行機を作るのを禁止されてしまったのに、ロケットならいいだろうという屁理屈で、諦めずに開発を続ける人がいたから技術が続いていると諦めないでやることが大切だということ。親にとって耳の痛い話もあります。
女の子がお母さんの料理を手伝っているときに、ふと生じた疑問「なすには下手があるのに、どうしてキュウリにはないの?」
お母さん「そんなくだらないこと考えてないで、宿題やりなさい!」
それはダメ。「不思議だね。よいところに気がついたね!後で、いっしょに考えようか」と言ってあげてくださいと。
そう、わかってはいても、ついつい、同じようなことやってしまうんですよね。
さてさて、次々と、ロケットが出来上がりつつあります。1mほどの大きなもので、できあがってみるとけっこう迫力があります。
さあ、これから打ち上げです!飛ぶかな〜




  
Posted by ひーら at 14:38Comments(0)日々のあれこれ

2013年03月09日

考える生き方-空しさを希望に変えるために


考える生き方

 ブロガーとして有名なfinalventさん(本には随筆家となってましたがピンと来ないな…哲学家のイメージです)が、ブログを書いて10年の区切りで書いたという、自伝のような書です。
 彼のブログの方は、もう5年以上読んでいますが、ちょっとシニカルだったりペシミスティックに過ぎるところ、難しくて手も足もでないところなどを適当に読み流しながらも、物の見方や考え方、いろいろ勉強させてもらってます。
 この本には、ブログでは語っていない自身の半生を振り返っての思いが、いい大人がこんなに素直に文を書くことなんかないんじゃないかというくらいに、丁寧に丁寧に記されています。
 「自分の人生はからっぽだった」なんて言いながら淡々と語るのですが、自分の人生の意味を実感できずに元気が出ない人たちを勇気づける言葉と思いました。
 普通に暮らしているうちにいつの間にか年を取って行く日々の中で感じる思いに共感するところが多く、また、そのうち自分もこのように考えるようになるのかもしれないななどと気づかされるところもあり、期待以上の読後感でした。
 今更ながらですが、こうして、日々の生活の中での利害関係が全くない、名前も顔も知らない少しだけ年上の博識な方の言葉を、毎日のように聞き考えることができる ーTwitterで会話だってできてしまう!ー ような世の中ってなんだか不思議です。


  
Posted by ひーら at 02:19Comments(0)読んだ本のこととか

2013年03月06日

野球と余談とベースボール(田口壮)

野球と余談とベースボール (マイナビ新書)

「野球のできるエッセイスト」田口壮選手が引退してから初めての著書。野球を仕事にして暮らした事件だらけのアメリカ生活をリアルタイムで語っていたこれまでの3冊の本が抜群に面白かっただけに、よくある普通の選手OB本になってしまったこの本は少し残念。とはいえ、大谷選手のメジャー挑戦をどう思っていたかなど、現場にいた人ならではの考え方に、なるほどと思うところたくさんありました。

読んでいて、思わず「そうだ!」と言ってしまったのは、外野フェンスを低くしようという提言。日米を経験した名外野手の意見、どこかの野球場で参考にしてくれないかなあ。

しかししかし、読むなら何苦楚日記タグバナ。そして、奥さんの書いたメジャーリーガーの女房 ~ヨメだけが知る田口壮の挑戦、その舞台裏~ (マイコミ新書)の方ですね(^^)











  
Posted by ひーら at 23:11Comments(3)読んだ本のこととか

2013年03月03日

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

 急逝した金子哲雄さん、バラエティ系のテレビは殆ど見ないので全く知らなかったのですが、TVで有名な方だったのですね。
 自分の葬儀の準備をどうするかの段階に至っても、費用の掛け方についての判断基準が日常の買い物をするときと一貫して変わらない、滑稽とも言えるぐらいにぶれない姿勢が素敵でした。亡くなる前の仕事をしている姿も見てみたかったな。

 本を読んでいると「ああ、これ自分もやってみよう」とか思って、参考にさせてもらうことがよくあるのですが、日々、のんべんだらりと過ごし50年近く経ってしまった我が身とは余りにも違いすぎるスーパーさに圧倒され、今回は全くそんな気にならず。こんなかっちりした生き方、まねできません(><)
 でも、ストレートなメッセージはしっかりと伝わりました。「生涯無休」とは行きませんが、まあ、ぼちぼちとやりますか。


  
Posted by ひーら at 01:41Comments(0)読んだ本のこととか