無人駅で携帯電話を見せて降りる

ひーら

2012年01月25日 21:55


札幌市内でそこそこ乗降客がいるのに無人改札というJR駅をよく使います。
無人改札なので、電車を降りるときに車掌さんに切符を渡します。定期券の人は定期券を見せ、降ります。ところが、実際には、車掌さんが出てこなかったりすることも結構あります。電車が遅れ気味で停車時間がそんなに取れないときや、夜遅い列車とか(^^)が多いようです。降りる人数が結構多いので、最初の少しだけ対応して、あとはフリーということも多く、実感としては、「基本はフリーで通すけど、ときどきチェックするよ」というような実態に感じています。
フリーと書きましたが、実際には、切符を買ったり、ICカードを自動改札機にかざしたりして乗車駅の改札を通っているわけなので、降りるときには、切符の回収箱に切符を入れたり、改札に連動していないICカードのリーダー装置にカードをかざしたりして降りるので、キセル乗車のことを重大に考えなければ、特に問題ないわけです。

そのような運用なので、客の方も、降車時、わざわざ車掌さんに近寄って大混雑の中チェックを受けたりせず、むしろ車掌さんを避けるように改札口の方に向かい、切符を回収箱に入れたり、カードをかざして帰って行くお客さんも多いのですが、ごくまれに、車掌さんが厳格にチェックに来ることもあります。

「お客さん、切符見せて下さい!」と。

そこで、おもむろに、ポケットから切符を取り出し車掌さんに渡したり、ICカードを取り出して車掌さんに見せたり(もちろん、見せた後で、更にリーダーにタッチしなくてはならないのですが)して、不正乗車でないことの確認をされます。

で、私も、どちらかというと、ずぼらに車掌さんのそばを通り抜け、さっさと改札を通って行く方なのですが、先日、珍しく呼び止められたわけです。

「そこのお客さん、切符!」

あわてて、ポケットから取り出したのは携帯電話。

そう、私はモバイルSuicaを使っているので携帯電話を見せるしかないのですが、これ、切符でもIC定期でもないので、見ただけでは何のチェックにもなってないんですよね。普通の携帯電話なんですから。

電話を見せたら車掌さんは、ははーとひれ伏しすぐに電車に戻りました。まるで、携帯電話を水戸黄門の印籠のように使った感じがして、ちょっとおかしかったです。

Kitacaがまだモバイル対応していないのだと思うのですが、携帯電話でJRの乗り降りしている人を札幌ではほとんど見かけません(というか見たことない)。そのうち電話見せて電車降りる人が増えてくるんでしょうかね。そうなったら、真剣に検札しているのに、(見てもわからん)電話を目の前に次々と突き出される車掌さん、ストレスたまるんじゃないかなあと妄想したりして(^^)


無人駅ではICカードリーダーは改札機に連動してません。かざさずに通ると次に困るので、しっかりかざして通りますが。










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